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​有刻の住宅

黒い箱が並ぶ間をガラスの箱によってつなぐ単純な構成の住宅の構想。

箱の連なりから少し高い場所に屋根があることで箱をより完結した形として捉えることができる。
 

 

ここでは室内から建物を見ると光と影の空間が交互にレイヤーを作っている。

昼間は、黒い箱は太陽光から空間を守る暗がり空間となり、ガラスの箱はそれと反対に光をたくさん取り込む明るい場所となる。

夜はその関係性が変わり、照明をつけた黒い箱は光が灯り、ガラスの箱は隣の部屋の明かりが漏れてくる暗い場所となる。

部屋を移動するたびに住人は光と影を交互に感じ、また、日中の太陽の移動に伴って刻一刻と光と影の関係は移り変わる。

この提案ではその変化を強く感じさせることを目指している。

黒い箱は開口面積が少なく包まれた印象が強い。

 

一方で、ガラスの箱はボックスの外郭によって挟まれた印象が強くなり、建物の外へと意識を飛ばしてくれる。

​そうして内側へと包まれた空間と外側へと意識を向かわせる空間が交互に並び、

生活の中で住宅と都市とを横断するような感覚となる建物を目指した。

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